東京オリンピック(五輪)2020会場(競技場)問題,カヌー,ボート見直し(変更)一覧,費用

 

2020年東京夏季オリンピックのメインスタジアムは
1964年東京オリンピックのメインスタジアムとして使用された
国立霞ヶ丘陸上競技場を建て直し建設される
「新国立競技場(別名:オリンピックスタジアム)」です。
尚、会場は内陸部の「ヘリテッジゾーン(1964年東京オリンピック
当時の競技場を利用)」と臨海部の「東京ベイゾーン」に分けられ、
各種目が実施されます。次の一覧は現段階での各種目の
日程と会場(競技場)です。御覧ください。

 

 

 

アーチェリー:(7月)25日~(8月)1日(夢の島公園)
陸上競技:31日~9日(新国立競技場)
バドミントン:25日~2日(夢の島ユースプラザ)
バスケットボール:25日~9日(夢の島ユースプラザ)
ボクシング:25日~9日(両国国技館)
カヌー:26日~30日/3日~8日(葛西臨海公園、海の森水上競技場)
自転車:25日~9日(有明ベロドローム、有明BMXコース、海の森MTBコース)
飛込:26日~8日(オリンピック アクアティック センター)
馬術:25日~6日(夢の島競技場・ 海の森クロス カントリーコース)
フェンシング:25日~2日(幕張メッセ)
ホッケー:26日~8日(大井ホッケー競技場)
サッカー:22日~8日(新国立競技場、札幌ドーム、宮城スタジアム、埼玉スタジアム2002等)
ゴルフ:30~8日(霞ケ関カンツリー倶楽部)
体操:25日~3日(有明体操競技場)
ハンドボール:25日~9日(国立代々木競技場)
柔道:25日~31日(日本武道館)
近代五種:7~8日(東京スタジアム等)
ボート:25日~1日(海の森水上競技場)
7人制ラグビー:27日~28日(新国立競技場)
セーリング:26日~8日(若洲ORマリーナ)
射撃:25日~2日(陸上自衛隊朝霞駐屯地)
競泳:25日~1日(オリンピック アクアティック センター)
シンクロナイズドスイミング:2日~7日(オリンピック アクアティック センター)
卓球:25日~2日(東京体育館)
テコンドー:5日~8日(幕張メッセ)
テニス:25日~2日(有明テニスの森)
トライアスロン:3~4日(お台場海浜公園)
バレーボール:25日~9日(有明アリーナ)
水球:26日~9日(Wポロアリーナ)
ウエイトリフティング:25日~4日(東京国際フォーラム)
レスリング:26日~4日(幕張メッセ)
ビーチバレー:25日~6日(潮風公園)
水泳(マラソン):5日~6日(お台場海浜公園)

 

 

 

東京都以外ではサッカーの会場として
札幌ドーム(北海道札幌市)、
宮城スタジアム(宮城県宮城郡利府町)、
埼玉スタジアム2002(埼玉県さいたま市)、
横浜国際総合競技場(神奈川県横浜市)が使用され、
ゴルフの会場として霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)が、
射撃の会場として陸上自衛隊朝霞駐屯地(埼玉県朝霞市)が
使用される予定となっています。

 

 

 

当初は東京ビッグサイトがオリンピックの競技場の一つとして
選定されていました。レスリング、フェンシング、テコンドーなどが実施され、
国際メディアセンターとしても活用される予定だったのですが・・
メディアの拠点スペースを確保するために会場変更が必要となり、
2015年6月8日、幕張メッセに変更されました。

 

 

 

2020年東京オリンピック(東京夏季五輪)のメイン・スタジアム会場問題(見直し)

 

 

 

こちらが2012年に行った国際公募で採択された
故ザハ・ハディッド(Zaha Hadid)氏のメインスタジアム設計案です。

 

 

 


 

 

 

しかし、日本スポーツ界の聖地とも言える東京国立競技場を
新しく建て替えるメインスタジアムであるにも関わらず
日本人ではなく外国人建築家の作品である点、
未来志向過ぎる点、固定型なので閉幕後に撤去や
縮小が出来ない点、大き過ぎる点、高度な建築技術が必要な点、
2500億円以上という膨大な建設費用がかかる点、などにより
2015年7月17日、新国立競技場建設計画の白紙化が発表されました。
(その過程で約62億円の違約金が支払われたという話が・・)
これにより、東京オリンピック委員会と設計を採択した審査委員らは
猛烈な批判に会いました。そうでなくても
デザイン応募資格が厳しすぎて一部の限られた有名建築家しか
応募できない
と避難を浴びていたのに・・・
建築業界でもこれについて「衝撃的」という反応がありました。

 

 

 

とにかく、ザハ・ハディッド氏の設計案は廃棄され、
もう一度公募をし、選定されたのは隈研吾氏の設計案でした。

 

 

 

 

 

 

予想される工事費用は大幅にカットされ、2500億から
1530億円と、約1000億円が削減されました。
これなら、当初見積もった予算内でなんとか賄える額。
収容定員は8万人から6万8千人に減りましたが・・。
1次公募と違って、2次公募では設計と施工を全て
同じ会社が担当しなくてはいけない、という条件が加わりました。
ザハ・ハディッド氏の建築会社を始め、海外では設計のみを
専門的に行う業者が多いため、日本人建築家を
優先するための規定なのでは?という話がありました。
ザハ・ハディッド氏はこれに対し、「今回新しく加わった規定は
私達デザインチームや他の多くの建築家にとって非常に
受け入れ難い条件であり、施工会社の参加が必須となります。
ですが、スタジアムを建築できる施工会社は限られており、
私達のような会社はほぼ参加が不可能な状況です。
このような制約は施工業者間の競争を取り払ってしまい、
建築費用が上昇する可能性があります。また、限られた
工事期間と施工会社により、新しく立て直す
スタジアムはデザインも、クオリティも低下する恐れが
あります。」という書簡を送って2次公募を諦めました。

 

 

 

これで全てが丸くではなくとも、何とか
収まったかのように見えましたが・・・
新しい設計案が発表された直後、ザハ・ハディッド氏は
「外観上は違うように見えるが競技場のレイアウトや
座席の配列方式等が私達が以前提出したデザインと
驚くほど似ている。そして私達が提案したけど
受け入れてくれなかった節約案が新しいデザインに
採用されている。」と剽窃の疑いを指摘しました。
しかし結局委員会はこのような主張を払いのけ、
隈研吾氏の設計案を最終的に選定しました。

 

 

 

聖火台の設置を忘れていた!?

 

 

 

2016年3月、「新国立競技場の設計に聖火台を設置する場所がない」
というマスコミの指摘があり「大事な聖火台を忘れていたのか!?」
と大騒ぎになりました。
メインスタジアムに聖火台は当然必要なのですが、設計を変更する際
誰もこれについて指摘せず、後になって発覚したということです。
組織委員会の森喜朗会長は「聖火台の位置を決めなかったのはおかしい」
と日本スポーツ振興センター(JSC)の責任を指摘しました。
しかしJSCの池田貴城理事はこれについて
「聖火台について忘れていたわけではない。
競技場ができた後、設置できる場所に設置するという認識で
協議を進めてきた」と釈明しました。
そしてデザインの原案者である隈研吾氏は
「コンペで提示された「要求水準書」という条件の中に、
聖火台について一切触れられていなかったため聖火台を
デザインに盛り込まなかった。触れていないものについて
出すのはルール違反。言ってはいけない」と答えています。
結局ドタバタの原因は内部から聖火台の設置場所は
後日検討する課題として整理していたのに
事情をよく知らない幹部だけで会議し、内容を
公表してしまったという、意思疎通の不十分のようです。
現在聖火台の設置場所はフィールドか技術的制約の最も少ない
競技場の外が有力です。(ちなみにリオ五輪は夏季五輪としては
史上初、競技場外でした。)

 

 

 

2016年6月24日、整備主体の日本スポーツ振興センター
(JSC)が新たな完成予想図を公開しました。

 

 

 

 

 

 

VIPラウンジと室内が日本伝統方式となっています。
これは東日本大震災地域の木材を沢山使用したいという
隈研吾氏の意思が反映されたからだそうです。

 

 

 

2020年東京オリンピック(東京夏季五輪)のボート、カヌー(スプリント)競技場問題

 

 

 

当初2020年東京オリンピック・パラリンピックの
ボート、カヌー(スプリント)競技場は
新しく建設される予定の「海の森水上競技場」と
決まっていましたが、様々な問題点が浮き彫りになり、
計画の見直しが進んでいるといいます。

 

 

 

 

 

 

見直しとなった一番の理由は莫大な建設費です。
開催地の立候補時には本体工費69億円と設定されていたのですが、
新たな調査によってその15倍である1083億円が必要であることが
判明しました。2014年11月に491億円と見直されましたが、
それでも予定より大幅に高い額です。(やはり新しい
ボート競技場を建てるのは半端ないです・・。)
又、「海の森水上競技場」が建設される場所が
競技に適してないという指摘が相次ぎました。
本来ボート競技は湖とか川など、淡水で行われるもの。
しかし海の森水上競技場は予定通りだと完全なる海水上に
設置されることとなります。従って波も高い方ですし
近くに風力発電所があるくらい、風も強力です。
当然これらは大会運営に影響を与えかねないですし、どのレーンに
つくかによって結果が大きく変わってしまうことも考えられます。
それに海水なのでボートを痛める可能性がありますし、
羽田空港の近くということで騒音の問題もあるため
大会後の利用は疑わしい状況です。

 

 

 

このような問題点によって競技場建設計画は見直しとなり、
宮城県の「長沼ボート場」と埼玉県の「彩湖」が新しい候補地として
検討されるようになりました。

 

 

 

 

 

 

長沼ボート場の場合、既に完成しているため
整備費が安い、ダム湖であるため水面が穏やか、という
メリットがありますが、選手村から350キロ以上
離れているというデメリットがあります。
これは選手村から8キロ圏内にほとんどの競技施設を用意する、
という東京五輪の理念に反するものです。
彩湖の場合、選手村から8キロではなくとも25キロ内、と比較的近く、
ボートの聖地である戸田ボード場のすぐ傍、淡水なので水が穏やか、
という長所がありますが整備費が海の森水上競技場に
負けないくらい高く(埼玉県のボート協会の試算を加えると
たったの50億円になるという話も)、調節池であるため
大雨がくると使えない、法律上仮設にするしかない、
という短所があります。
その他にはIOC(オリンピック委員会)から、
「もし東京でやらないのなら韓国の弾琴湖国際ボート場で
行うのはどうか」という提案があったらしいですが、
宮城県も遠いと言うのに韓国は・・・。
確かに忠州にある弾琴湖国際ボート場は様々な国際試合が
実施された素晴らしい競技場らしいですが・・・。
ま、IOCの揺さぶり、ととらえた方が良さそうです。
ウミノモリニシロヨ!コラァァァ~~~、という・・。
IOCが「海の森水上競技場」を推しているのは確かのようです。
(ま、元々予定地だったんだから当然かも)

 

 

 

で、海の森水上競技場を含めた3箇所が
候補になったわけですが、2016年10月20日、
東京都の調査チームは「海の森水上競技場」と
「長沼ボート場」の2箇所に絞ることを決めました。
「彩湖」は洪水や渇水対策のための調整池の役割を
果たしていることなどから候補から外れたそうです。
さらに2016年11月24日には「長沼ボート場」が
候補から外された、という報道がありました。
選手村が分村となることなどから競技団体が強く
反発したことが大きな原因だったといいます。
また、現行計画の「海の森水上競技場」の建設を
中止した場合に補償費用が発生することもネックだったそうです。

 

 

 

こうして・・・2020年東京オリンピック・パラリンピックの
ボート、カヌー(スプリント)競技場は
「海の森水上競技場」に決まりました。
本格工事が既に始まったといいます。
めでたしめでたし・・・・・(?)
また最新情報が入り次第、お伝えしましょう。

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